見習い葛職人の川原です。
今年度初の舟上げが無事に完了しました。
舟上げの前後日も舟入れなどの準備や片付けで忙しいのですが、ひとまずホッとしています。
本葛をすくい上げる直前の状態です。
色やにおい、弾力などとても良い状態に見えます。
コテを使ってすくい上げます。本葛にかなりの重量感があり一苦労です。
この後、上げた本葛を二人一組で叩いて平坦にしていきます。
(必死に叩いていて、写真を撮るのを忘れていました)
たたきの後、布をかぶせてその上から本葛粉をまぶして水分を吸わせます。
粉の量や水分を吸わせる時間は、本葛の状態や気候によって微調整します。
時間をおいて布をはがしました。
しっかり乾いていて、良い具合です。
包丁で切り分けて、もろぶたと呼ばれる木枠に並べます。
この切り分ける時と、たたき、舟からすくい上げるところが特に力仕事です。
とても疲れましたが、去年と比べると疲れ方が軽いので少しは慣れてきたのかもしれません。
また次の舟上げに向けて作業を進めていきたいと思います。