本葛の原料の寒根葛の根の収穫は、秋に霜が降り、葉っぱが枯れ、養分が根に貯まっている12月から3月まで、おこなわれます。
葛は、マメ科の多年草で、秋の七草の一つです。
収穫地は、鹿児島県の大隅半島を中心にした、熊本、宮崎、鹿児島の南九州になります。
「堀子さん」という寒根葛の根を掘る専門の方々が、山野に入り、スコップとクワで掘り出し、道のあるところまで、人が担いで持ち出します。
これが、山野に自生した、天然の本葛の原料の寒根葛の根になります。 (約30年から50年以上たったものを収穫いたします。)
大きいものは、人と同じぐらいの大きさになる物もあります。
まず、寒根葛の根の良不を確認した後、一つ一つ表面の泥や石を取り除く、コサギという手作業をおこないます。
次に、寒根葛の根を洗います。
洗われた寒根葛の根を繊維状に粉砕します。
粉砕し、繊維状になった寒根葛の根に水をかけ混ぜ合わせ、ふるいで振るいます。
振るわれた本葛の原液は、タンクにためられ、浮かし取りという行程で、微細カスと本葛の原液に分けられます。(まだこの時は、アクが強く茶色い色をしております。)
アク取りや水晒し、沈殿を何回もおこない、粗葛(そくず)に仕上げるまでを鹿児島工場でおこなっています。
ずいぶん白くなってきています。
タンクで沈殿し、コンテナ詰めされた粗葛、これを秋月へ送ります。
ここまでが、鹿児島工場で、おこなわれる作業です!
葛の根で畑の野菜栽培が出来なくなったためユンボで1メートル以上掘り下げ取り除いております。くず粉を取りたいと思案中です。