葛は、マメ科のつる性多年草。秋の七草の一つです。
葉は3出複葉、3枚の葉が扇状に開き良く茂る。
つるは、初めは、柔らかく毛が付いているが年がたつにつれ太くなり木みたいな堅さになる。
平地では、地面をはうように育ちあたり一面、葛で覆われている空き地や線路ぎわ道路沿いをよく見かける。
山では、木に巻きついて育つので、平地とは比べ物にならないくらいに、つるが太くなり根も肥大化する。
花は、8月から9月中頃まで咲き、房状の赤紫の甘い香りのかわいい花を咲かせる。
花は昔から、乾燥させて煎じて飲むと酒毒を消すとして知られている。
種は、毛深くした枝豆に似た物になる。
根の利用は、葛の根を乾燥させ粉にし、薬草と混ぜ合わせた物が葛根湯である。
葛の根から抽出したデンプンのことを本葛という。